カテゴリ:詩( 19 )

そこに在るもの

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留まることなき
マーヤの流れの中で立ち竦み

時折私は
全てにまたがる永遠を見渡す



静かな部屋の戸口の古ぼけた傘に

視線を落とした足元のコンクリートの中に

透明な風の中に
澱んだ空気の中に



遍在する永遠と溶け合う意識と
いい尽くせぬ愛の全てを


それがまた
私自身であり
私の父であることを私の
母であることを



薄暗い
灯りの下にありながら
輝ける眩しい光に充たされた全てを



青空さえ見えぬ
この狭き部屋の中の

誰かの悲しみに
誰かの恨みごとに



明るい
陽射しを浴びた
愛らしい笑顔に



草花に


鳥たちに





by Ananda
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by veda-anand | 2007-09-21 13:18 |

そこに在るもの

トラックバックカテゴリ:小説・詩・読み物
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by veda-anand | 2007-09-21 13:17 |

ヤマユリ


瑞々しい  色彩を讃え
真夏の眩しい 陽射しをのがれ 咲く ヤマユリ

高貴な その顔を 少し下にむけ
控えめに その美を現す

あの人のように


そう あの人のように




by Ananda
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by veda-anand | 2007-09-08 10:10 |

空をみてるつもりでも

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遠く
ずっと 遠くを眺める

どこまでも遠くを

ブルーにカバーされた この青空を見透して

暗闇の
真空の
時間の先を

これ以上ないほど遠くへ
遠くへ

そんな 遠くまで
観ようとしたこと
ある?


嗚呼
喜びも 悲しみも忘れて
青空を観る


そんな 秘密をあなたに 伝えたい

あなたに 伝えたい


それは
それは
あなたの真実を見つけることだから


私たちは
愛し合っているよ

いつだって
誰とでも
どこででも

ただ
気づかないだけだね

青空を観ているつもりでも

それは あなたの中の静けさなんだと

伝えたい
伝えたい


by Ananda



painting:
☆Angelo Musicante

by Mellozo da Forli
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by veda-anand | 2007-07-31 08:26 |

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私の出た大学は
高尾山の隣りの山にあった

尾根続きの道を歩くと通じています

私はこの高尾の竹林に降る雨が好きでした

今朝の鎌倉の雨
高尾の竹林に降っていた雨を思い出します




遠い天から降りてきた
深い雨音

物質を滅却し
洗い流すかのような

心の中に木霊していた声

すべては
この雨音に消されて


雨の瞑想
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by veda-anand | 2007-07-23 10:46 |

大いなる言語



世界には たったひとつの音しかない

多くの音にかき消されて 聞こえないのではない

そこに  在るのに 

その者たちは   ただ 気づかない


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あらゆる 音声がそこから 生まれた
あらゆる存在がそこから 形をもつ

言葉という 名づけられた意識が
声となり 形となり 目の前に現れてはきえていく

わたしの声なんてあるのか
いや 
わたしには ひとつの声しかない

しかし 無数の声
そして
最大で最小の声の中に佇む 
沈黙

言語は 人間の思考をつくりだし
言語は また 思考を壊す

音に始まり
音に終わる

その始まりの元 沈黙
そのゆきつく先 沈黙

沈黙は 人の知る 最高の意識

沈黙に

名前はない


by anand
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by veda-anand | 2007-07-17 21:00 |

魂の種




その手で    何をつかむの



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闇と光の 狭間に
命は横たわり
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少しずつ 少しずつ
変化しながら
魂の種の根付く場所を探している
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いつか辿り着く
その土地は
真実という名前


この私の魂の種は  真実の土地の上で
全ての存在の魂の種と
まあるく ひとつになって歌う


私たちは歌
真実の歌

それはまた
祝祭という名の


そして
意識そのもの




by cecilia
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by veda-anand | 2007-07-11 09:49 |

輝く者



一瞬の静寂
永遠とも言える沈黙のなかから

元々あった全てから最初の声音を発する沈黙の歌を聴いた

それは
意識の耳でしか聴くことの出来ぬ
音のなかの王
偉大なる者
この世界の支配者の歌

美しくもあり
畏しくもある
思考を超えた歌

私は沈黙し
そして意識の海に身を委ねる

その瞬間
ひと時も
とどまることなき
この世の形と沈黙の間にある揺らぎが
全世界の隅々にまであまねく行き渡る姿を観た


沈黙するとき
私は
揺らぎという
意識への繋ぎ手
そのものとなる


揺らぎ

それは
向こうとこちらを繋ぎ手

やがて降りてくる輝きを伝える

名も無きもの

輝きとともに
輝く者
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by veda-anand | 2007-06-08 15:16 |

ひらかれた扉

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緑が美しく見える日
空気がどんな時も
連続して鮮やかな今

わからない
‥いつなんだか
それがひらいた瞬間

全くささやかな出来事だったから



そんな
小さなきっかけで
扉は ばーんとあいて
観たこともない
無限が宙に広がって

ここで
思い切りやっていいそう 思ったんだよ


振り返ると
燃え尽きて
縮こまった 記憶の断片が
散り散りになって
今にも 消えかかる姿がみえる


変わった

何もかも


言葉に出来ないほど沢山の
これまでの全てのこと

だけど それは
『たった 一つのこと』


嗚呼
何が私を満たしていく‥
そう感じたら

抱えきれない喜びが胸いっぱいに充満してくるのを観た


でも 待って!

私は 孤独じゃない


正真正銘
『ひとり』なんだ



もうすぐ

もうすぐ

別の扉も 開く

あなたの住む
あの住処に繋がる路の



by Ananda
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by veda-anand | 2007-01-13 14:21 |