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身口意を正すこと‥マハーバーラタ

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シャリリカ
ヴァーチカ
マナシカ

これは
身口意を通じ行うカルマ=行為を正す
という仏教における行がヴェーダウパニシャッドからきたことをしめす
サンスクリット語です

先日は新月で 勉強会の仲間の家で
サービィトリーのプージャとマハーバーラタを読む勉強会をしました

サービィトリーとは スーリャ=太陽神の娘 です
サービィトリーの名前の語源には 太陽という意味を 含んでおり
太陽はアートマン=真我のシンボルです

インド哲学における第一のマントラ ガーヤトリーマントラは サービィトリー女神に捧げられるもので
マントラ最後の言葉は自分のブッディをアートマンにつなぐ梯子の役目をもっています


サービィトリー
太陽 とは 真理のシンボルであり
私たちの実在 意識 平安 =アートマンのことです

彼女の選んだ夫は 結婚して 一年で死ぬ運命で 死を司る神 ヤマ神(日本における閻魔様)が新月に彼女の夫を迎えにきます
しかし彼女は夫についてゆくのが妻の務めであると
夫の死ぬ3日前より寝ないで修行を行い、ついに、ヤマ神とヤマ神に縛られた、親指大の夫のアートマンについていきます

そしてヤマ神から何度も帰るよううながされますが
サービィトリーは時と場所と状況を識別し
心と言葉と行いによる =
シャリリカ
ヴァーチカ
マナシカ
に基づいた問答を行い、四回に渡り ヤマ神から恩恵を授かります

三回目の時までは
夫の命を除いた恩恵を望むようヤマ神にいわれ
最初、彼女は、亡くなった主人の目の見えない父親の目があき、光りに満ちるようにと、他者の為の恩恵を望み、
ヤマ神から恩恵を得ます

三回目の時 彼女は 100人の息子を授かるよう望み その承諾をえます

そして ついに 四回目に 夫の命を 返してもらう恩恵をうけました

サービィトリーとヤマ神とのやり取りは大変興味深いものですが
意味合いが深いので別の機会にご紹介します


彼女は
常に、身口意を正す シャリリカ
ヴァーチカ
マナシカ
の生き方をしてきたことが問答の全てに現れています


サービィトリーが行じてきた、身口意を正すという修行は 仏教の中にも 同じ教えがありますが
マハーバーラタの中には このような形で残されています


真理とは何か
これを 深く知れば知るほどに
私たちは 自然と 身口意を 正していけます

真理の学びは聖典の中に限らず
本当はどこにでもあります

それをわかり易くナビゲーションしてくれるのがマハーバーラタのような物語です
しかし、隠された哲学的を知らないと、ストーリーを読むだけで 終わってしまい その中に隠された真理をつかみ取れません


サービィトリーは常に 夫といることを望みましたが
それは 自身の行動をアートマンと共に行うということを自分の義務=ダルマにしたというのが本来の意味です

ダルマ=義務に基づいた行為なく
悟りにはいたらない。
最終的には
ダルマを超えてゆかないと悟りにはいたらないのですが
ダルマはその初歩的生き方です


また 彼女には 忍耐を始めとした 多くの美徳があり
それを 守る 日々の 修行した人でもありました


マハーバーラタの登場人物とは
それがどんな悪魔のようなキャラクターであっても、神のようなキャラクターであっても、キャラクターは単なる物語の登場人物ではなく
誰かではなく
それは全て自分自身の内面にある、エネルギー、3つのグナのクオリティを意味しています

グナとは
創造・維持・破壊のエネルギーの質です


マハーバーラタのサービィトリーの美徳とは 私たち自身の美徳の象徴です

それはつまり
私たちが今現在どのような生き方をしていても
身口意を正す、そのキャパシティを内面に備えている
という意味なのです

キャパシティとは本質的な次元から言えばアートマンのことです

キャパシティ=アートマン
それに関する知識=真理を知ることで 内在するキャパシティは真に発揮されます

サービィトリーとは太陽の娘
アートマンとは光
光とは叡知のことです

『私の本質は光です
私とは真理そのものです』

ということを
この物語は伝えています

サービィトリーの
言葉は 真理に基づき 正しい文法と 壊されようの無い音で出来上がっており
それがヤマ神を感動させました

真理を知るにつけ
言葉は次第にクリアになります
人をみて まず判断されるのは その人の言葉の使い方と内容
そして伝わる響きです

言葉=音は この世界をつくるもととなる自分の理性とアートマンを結びつけるものです
非常に重要です

ヴェーダにおいて 真理の言葉を瞑想とするのは その為です

良くない 言葉が頭の中にあると
良くない想い
言葉
行動につながります
シャリリカ
ヴァーチカ
マナシカ
ができません

内面の無知を消し去るのが マハーバーラタのような、こうした聖なる物語からくる気づきです


想い
言葉
行い
これは三位一体です


実在 真理 光 叡知 平安‥‥それが
『真実の私』だと、サービィトリー物語は 伝えています☆
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by veda-anand | 2008-06-05 16:15 | 癒しへの導き
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