とおくにいっても 観ているものは 



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地面の中に眠っていた 宿根草の 彼岸花が咲く
それも ちょうど お彼岸のころ

とおくに旅だった あの人は いま 何しているだろう



あの日 曇り空の日
ロンドンのテートギャラリーは 人影もまばらで

評判のレストランにも 客は 少なく
ウエイターは 3人がかりで 私を 給仕した

マシュルーム ほうれん草 クリーム ペンネ
ここで この料理を覚えて 帰国してから 何度もトライしたけど
一度も あの美味しかった味をだせたことはない

honto oishikatta ..no ☆


とおくにきても 
たどりついた と思っても いつも 思う
帰ってきたんだ  と

どこへいっても わたしは わたし
わたしは 心の中をのぞいているように 思う

秋の風が 少し つめたくて
もう ずっと 忘れかけていたロンドンを思い出させた

でも あの時のウエイターの顔までは ぼんやりとしか 思い出せない
けれど 彼の優しさは 忘れない
あの優しさと  ずっと 一緒にいる
 

ああ でも 思い出した顔がある
帰国間際 地下鉄乗り場で
私を助けてくれた あのビジネスマンの顔だ

彼の頬は この彼岸花を薄い色にしたような 
やわらかいピンク色をしていた 
 

思わず 黒く汚れた頬をなでたっけ


by ananda
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by veda-anand | 2007-10-03 16:06 |
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