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一滴の涙に宿るもの

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一滴の涙の雫

あなたにとって
どれくらいの重みがありますか

一滴は
永遠です

しかし
気づかなければ
ただの一滴でしかありません

そして
乾けば
忘れてしまいます


自分の流した涙の意味も
気づかずにいる場合が時としてあります

涙には
必ずわけがあります

今の自分に必要な答えがその中にあります

また
他人の流す涙を
どう観ているか観察できたら
自分に必要な何かに気づくきっかけともなります


ヴェーダでは
分かる者は質問しないと言われます

ここでは
厳密に言えば
二つの態度があります

一つは
本当に全て分かっている人は質問をする必要がない場合


もう一つは
自分に示された言葉から
気づきを導く態度です


私たちは
まず
そこからスタートするとよいでしょう


実際
紙の上に落とされた絵の具の一滴は
見方によっては永遠なのです

その永遠の一滴を
深く鑑賞しながら
描くと
必要以上の色も形も入らないと
分かってきます


色彩はまた
響きを伴う言葉です

言葉一つひとつは
まず初めに波動です

どんな言葉の背後にも沈黙があり
全てを支えている
永遠が
あるのです


この私たち生き物の儚い肉体も
同じように
沈黙に支えられています


そのように
気づき始めると
小さな命
小さな言葉
一滴から
今私たちに必要な
無限の答えを
そこに見いだせます


それが分からないと絶えず質問し
多くの答えを求め
絶えず言葉を発します

けれど
そうした態度からは真実に行き着くことができません

こうした人には
いくら答えても
言葉が足りない
その言葉ではない
足りない
足りない
そう思ってしまうのです

こうした人はまた
いつも自分を足りない存在だと考えています



一つ小さな声
ひと雫の涙
一滴の絵の具

その中に答えはいつも
隠されています

ひと雫の涙
囁き
一滴の絵の具

これら
ささやかな存在こそ永遠に向かう
一番大きな門なのです☆





この絵は まだ途中段階です

意図しなかった
青の色のにじみが
緑に転じて
言葉の手前にある印象を浮かび上がらせます

それは
いつしか言葉になり必要な時に
形になるのです

自分から起きた全てを鑑賞する
観察する態度は
知らずに自分を悟りに向かわせます☆
by veda-anand | 2007-06-23 06:52 | 色の診療室
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