バガヴァッド ギーター:この本との出会い  





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さかのぼること 二年前の秋

東京 原宿の代々木公園で開催されるイベント  ナマステインディアに 
インドの生地を探しにいった

当時 
私は 自分の絵画をベースにした ストールの製品化を考えていたのである

菜食をしている 仕事関係者は
口をそろえて 絹はやめた方がいいという
何故なら
それは 殺生になるからだ

そういう理由で
中学生の時以来 インド製のコットンのファンだった私は
友人の進めもあり その場所にいったのです

熱気
マサラの匂い 
お香のかおり
風にのって聴こえてくる インド音楽
行き交う サリー姿の女性
飛び交う ヒンディー語

ここは インドか? と間違えそうになるほど
確実にインド人 人口が密集したナマステの会場

自分が 日本人であることを 忘れてしまいそうだった

生地をもとめ
立ち並ぶ 店先に足を運ぶ
鮮やかなパンジャービ ドレスや 民芸品の数々
美しい顔立ちをした インドの男女

一人 すゞやかな目元と 顔立ちをした
あまり 肌の色が濃くない方がいた
直感的に 
この人は きっと 穏やかで 良い方だろう

そう 思った私は 迷わず 彼と名刺交換をし
自分の所望している 生地のことを告げ
会社に訪問する約束をした

翌週
染め物工場の社長との打ち合わせの後
まっすぐ 入谷にある その方のオフィスにいった

自分の持っていた絹でできたサンプルのストールを見せ
どうしても コットンでなければならない
と言った

彼は 首をかしげ 理由を尋ねた

『 私は ベジテリアンなのです だから 極力虫を殺したくないのです 』
彼は また聞いて来た
『 卵も食べないのですか? 』
『 私は 卵も食べません』
『 珍しい日本人ですね 』
そういうと  彼は微笑んだ

ついでに私は 自分の歌の入っているMDを聴いてもらった

『 ふうん。。 瞑想的ですね 。 
あなたの声は 普通の歌を歌わない方が いいのですね 』
と 彼は言った

『 はい 私は 瞑想していますから
そして 音楽を瞑想だと思っています 』 と答えた

『 あなたは サンスクリットのヴェーダを読んだことは ありますか? 』とたずね
スタッフに命じ 大きな木の箱をとりだした
『 これは 世界で一番大きい本です』

私は 少し興奮し 
『 とにかく どこでもいいから 読んで下さい』とお願いした

『 一番 最初の所を読みます』
といい
『 アッグニ〜   』
で始まる リグヴェーダの1−1−1を 詠んで下さった

突然 溢れ出す涙
何故だろう?
意味 全く 分からない...
でも 涙 涙の連続 
胸から 突き上げるように 深い涙が溢れ
涙は 頬を川のようにつたう

意味を尋ねた

『 光りを求めなさい 』
そう教わったように 記憶している

私は 夏の間中ずっと
光りについて 考えていた
自分が光りで あることは もう 科学でも証明されているのに
ほど遠い生き方を自分がしているようで
苦しくてたまらなかったのだ

『 これ 読んだこと ありますか? 』
そういって 次に取り出されたのが バガヴァッド ギーターの文庫本であった

かつて 6年ほど前 すでに読んでいた
けれど 感動しつつも 難しく あまり理解できなかった記憶がある

しかし!
その日 ぱらぱらと 本をめくった 私の心に
ギーターの言葉はまっすぐ 入ってきた

そして それから 
毎日 毎日 毎日毎日 読んで 読んで 読んで
ある俳優さんとの出会いから ギーターの戯曲を書くことになり

翌年の4月から 彼のところで學び始め
現在
混沌としていた 私の心は とても健やかになったのです


このインド哲学  ヴェーダの智慧のつまった
宇宙の働きや 人間存在に 
科学的なアプローチのできる ギーターを
人々の 心身の健康に役立てたい
そう 願うようになり
このブログを立ち上げました

この時のインド人の社長は 
現在のわたしの先生  ムニンドラ パンダ氏です

先生は 今も 言葉を超えた バイブレーションにより
ヴェーダの真髄を示して
生きているヴェーダを教えて下さっています

ギーターと出会うとは
つまり
全ての方の中にいる
輝ける魂 = 真実の自分=師

との 出会いことを 意味します

この本が 
一人でも 多くの方にとって
本来の美しい自分自身との出会いになりますように
願い 心より お祈り申し上げます










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by veda-anand | 2007-05-16 17:01 | Bagavad gita&live
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